リフォーム前の物件を探しているけれど、希望するマンションがなかなか見つからないという方もおられるのではないでしょうか。
中古マンションのリフォームをする際は、物件の探し方やチェックすべきポイントを把握しておくことが大切です。
そこで、リフォーム前の中古マンションが見つかりにくい理由や探し方、選ぶ際のチェックポイントについて解説します。
購入したあとリフォームすることを前提に中古マンションをお探しの方は、ぜひ参考になさってください。
目次
リフォーム前の中古マンションが見つかりにくい理由
売り出されている中古マンションは、リフォーム済みであることが多く、リフォームされていない中古マンションは実際なかなか見つかりにくいといえます。
しかし、リフォームすることを前提で中古マンションを購入するのなら、リフォーム前の物件を選んだほうが良いでしょう。
ここでは、リフォーム前の中古マンションが見つかりにくい理由と、リフォーム前の物件を選んだほうが良い理由を解説します。
リフォーム前の中古マンションはなぜ見つかりにくい?
リフォーム前の中古マンションが見つかりにくいのは、買主を見つけるために売り手が「リフォームして」売り出す物件が多いことが理由の1つといえます。
マンションの築年数が20~30年以上の場合、マンションが古くなりそのまま売り出してもスムーズに売却できないことがほとんどです。
そのため、売り手はリフォームをして、できるだけ綺麗な状態で売り出します。
こうした理由から、そのままの状態で売りに出されることは少なく、リフォーム前の中古マンションを探しても見つかりにくいというのが現状です。
リフォームの前の中古マンションを選んだほうが良い理由
リフォーム前の中古マンションは物件自体が少なく、前述したように見つかりにくい傾向にあります。
しかし、リフォームをする前提で中古マンションを購入するのであれば、リフォーム済みではなく、リフォーム前の中古マンションを選んだほうが良いといえるでしょう。
その理由は、リフォーム済みの中古マンションは、リフォームにかかった内装工事費用がプラスされているからです。
また、リフォーム済みの中古マンションだと物件の売り出し価格が高くなるだけでなく、好みのリフォームでない可能性もあります。
一方で、リフォーム前の中古マンションであれば、リフォーム費用が上乗せされていないため、お得に購入することができます。
自分好みにリフォームしたいという場合は、なおさらリフォーム前の中古マンションを選んだほうが良いといえるでしょう。
リフォーム前の中古マンションの探し方と依頼する会社の選び方
前述したように、リフォーム前の中古マンションは物件自体が少なく見つかりにくい傾向にあります。
では、リフォーム前の中古マンションは、どのように探したら良いのでしょうか。
ここでは、リフォーム前の中古マンションの探し方や、依頼する会社の選び方を解説します。
リフォーム前の中古マンションの探し方
リフォーム前の中古マンションを探す方法は、リノベーション会社や不動産会社に相談する方法があります。
探し方①リノベーション会社に相談する
リフォーム前の中古マンションを探す場合は、ワンストップでサービスを提供するリノベーション会社に相談するのがおすすめです。
ワンストップでサービスを提供するリノベーション会社とは、物件調査からリノベーションまで1つの会社ですべておこなえる会社のことです。
リフォームやリノベーションを前提とした中古物件を探してもらえるため、トラブルなく希望どおりのリフォームをおこなうことができます。
探し方②不動産会社に相談する
リフォーム前の中古マンションを見つけるには、不動産会社にご相談ください。
この方法は、物件探しのもっとも基本的な探し方といえるでしょう。
その際は、リフォームの知識を持ち合わせている不動産会社を選ぶのがポイントです。
また、地域に密着した不動産会社に依頼すれば、そのエリアのお得な物件情報を得られるためおすすめです。
なお、リフォームをするか迷っている場合でも、候補になりそうな物件を探すことも可能なため、リノベーション会社よりも重宝するでしょう。
物件探しを依頼する会社の選び方
中古マンションを探す際は、依頼する会社選びが重要になってきます。
とくに「実績」「提案力」「担当者の担当」の3つは、意識して会社選びをおこなうと良いでしょう。
当然ですが、リフォームの実績が多い会社は、リフォームに関するノウハウが豊富なため、安心して任せることができます。
また、リフォームをおこなう際は、予算内でどのくらい要望した形にできるかも重要であるため、提案力が高い会社を選ぶのもポイントです。
さらに、相談や内覧時などに誠実に対応しているかなど、担当者の対応にも注目して選ぶことをおすすめします。
リフォーム前の中古マンションは探し方が重要!選ぶ際のチェックポイント
リフォーム前の中古マンションは探すときのポイントも重要です。
後悔しないためにも、物件選びのポイントは把握しておきましょう。
ここでは、選ぶときのポイントを4つ解説します。
ポイント①物件価格
まず、中古マンションを探す際に、チェックしておきたいポイントが物件価格です。
マンションの価格は、立地や間取り、広さなどさまざま要因により決まります。
しかし、リフォームに費用をかけたい場合は、できるだけ物件の購入を抑えることが重要です。
その際は、物件に求める条件を明確にしたうえで、その条件を満たす中古マンションを調査し、おおよその相場を算出しましょう。
算出した相場を参考にしながら探せば、相場に見合った物件を探すことができます。
ポイント②管理規約
中古マンションを購入する際は、マンションの管理規約も確認しておく必要があります。
マンションによっては、リフォームする内容が制限されているケースもあるためです。
たとえば、床材の変更を禁止していたり、水回り設備の移動を禁止しているところもあります。
マンションを購入後に、「希望するリフォームができなかった」と後悔しないためにも、事前に確認しておくことが重要です。
ポイント③構造
リフォームを前提とした中古マンション選びの際は、マンションの構造もチェックしておきましょう。
マンションの構造には、ラーメン構造、壁式構造があります。
ラーメン構造は、比較的柔軟に間取りを変更できますが、壁式構造であった場合は、取り除けない壁もあり自由にリフォームできない可能性があるため注意が必要です。
間取りの変更をするリフォームを検討している場合は、ラーメン構造のマンションを選ぶようにしましょう。
ポイント④建物の状態
中古マンションを選ぶ際は、建物の状態も大切です。
なぜなら、建物の状態が直接リフォームにかかる費用に影響するためです。
リフォーム費用を少しでも抑えたいという場合は、補修が必要な箇所がないか、内見時に建物の状態もしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
中古マンションの多くがリフォーム済みで売り出されているケースが多く、実際はそのままの状態で売り出されている物件は少ないといえるでしょう。
しかし、リフォームする前提で物件を探すのであれば、内装工事費用が上乗せされていないリフォーム前の中古マンションを選んだほうがお得です。
マンションを選ぶ際は、価格だけでなく、管理規約や構造、建物の状態も事前にチェックしておくことも重要です。
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